2024年2Q中間決算 メガバンク 比較解説

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2024年中間決算 メガバンク 比較解説

今回は2024年11月14日発表されたメガバンク3社の決算概要について解説させていただきます。

近年株価が高騰中のメガバンク株を保有する、すでに保有していて売却するかを悩まれている方は参考にしてみてください。

メガバンク株とは

業種:金融の上場企業のである次の3社を指します。

  • 8411 みずほフィナンシャルグループ
  • 8316 三井住友フィナンシャルグループ
  • 8306 三菱UFJフィナンシャルグループ

昨年度の決算では3社の純利益合計でおよそ3兆1千億円という規模になっています。

近年では日銀の利上げ予測やグローバルで稼げるビジネスを各社取り組んでおり3社とも好調を続けています。

2019年からの株価パフォーマンスの推移は次の通りです。(Yahoo!ファイナンスより)

コロナウイルス流行近辺が最安値となっており、そこからは各社ともに右肩上がりで上昇中。

チャートの形も非常に似通っており、相関関係があるように見える。

また、パフォーマンスだけで見ると8306三菱UFJグループが最もパフォーマンスが良い。

2024年2Q 中間発表の概要

決算の詳細については各社の公式HPの資料を見てもらえばわかりますが、ここでは概要のみお伝えさせていただきます。

3社とも増収増益、自社株買い、増配発表という株主が喜ぶ3拍子が揃っています。

どの銘柄を保有していてもうれしい結果だったのではないでしょうか。

特に8306 三菱UFJフィナンシャルグループが前期比比較や3社間で比較で良いパフォーマンスを発揮しています。

これまで三菱UFJフィナンシャルグループは期中での増配発表はあまりなかったので、私も正直驚きました。

投資指標やアナリスト評価の情報は次の通りになっています。(SBI証券の11月20日時点のデータより)

若干、三菱UFJ銀行が他社と比較して、PBRが高くなっており、割高感を感じてしまいます。

ただ、ROEなどの指標は最も良いのでどれを選ぶか悩むところですね。

自己資本比率は銀行業は低いのであまり意識する必要がないかと思います。(預金=負債のため)

今後の投資に関する個人的な見解

すでに保有されている方であれば、基本的にはホールドで良いのではないかと思います。

利上げなどの金融緩和やインフレ継続懸念が高く、今後も業績が伸びていくのではないかと私は楽観視しています。

新規で保有したいと考えている方は現状の株価では割安感がないので、少しタイミングを見た方が良いかと思います。個人的には以下の株価程度だと検討の価値はあるかと思います。

  • 三菱UFJフィナンシャルグループ 1,600円未満
  • 三井住友フィナンシャルグループ 3,300円未満
  • みずほフィナンシャルグループ 3,500円未満

最後に投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。