高配当株投資の魅力 配当成長率 解説
この記事では日本株の高配当株投資の魅力の一つについて解説しています。
FIREを目指している方はぜひ、参考にしてみてください。
高配当株投資とは
成長株と比べて配当利回りが高く、保有し続けるだけ、毎年高い年率の配当を受け取ることが可能な銘柄。
安定的な業績を上げている上場企業が多く、大きな株価上昇の見込みは少ないが暴落時にも強い銘柄が多い。
私は数多くの高配当銘柄の中でも以下の考えをメインで投資を行っています。
高配当銘柄の魅力 配当成長率とは
配当成長率とは配当金が増配により成長する割合のことです。
例えば、1株配当100円の株が翌年に10円増配して、110円になった場合は1年での配当成長率は10%となります。
高配当株に投資するには長期でこの配当成長率が延びていることが重要だと私は考えています。
不労不死のおすすめ高配株の配当成長率(一部)
2010年から2023年9月末までの配当実績を基に配当成長率をまとめてみました。
数倍の増配を実現している銘柄も含まれているのでランキング上位にも入るかと思います。
銘柄 | 5年配当成長率 | 10年配当成長率 | 2009年~2022年配当成長率 |
3176 三洋貿易 | 2.57% | 9.47% | 14.78% |
3817 SRA HD | 4.94% | 13.35% | 10.12% |
4042 東ソー | 7.39% | 20.89% | 15.71% |
4452 花王 | 2.90% | 7.92% | 7.58% |
5334 日本特殊陶業 | 18.85% | 19.48% | 23.22% |
7164 全国保証 | 11.21% | 17.30% | 32.02% |
8051 山善 | 2.13% | 10.31% | 11.25% |
8053 住友商事 | 8.92% | 9.36% | 12.81% |
8058 三菱商事 | 7.57% | 10.22% | 12.71% |
8098 稲畑産業 | 19.09% | 14.38% | 20.67% |
8306 三菱UFJ FG | 7.78% | 7.18% | 7.84% |
8316 三井住友 FG | 5.92% | 5.54% | 6.97% |
8591 オリックス | 2.41% | 14.04% | 20.60% |
8593 三菱HCキャピタル | 7.03% | 15.22% | 15.99% |
8766 東京海上 HD | 3.71% | 15.67% | 14.78% |
9432 日本電信電話 | 5.92% | 10.94% | 11.25% |
9433 KDDI | 5.15% | 12.04% | 15.11% |
9513 電源開発 | 3.71% | 2.54% | 1.95% |
上記をみてもらえれば伝わるとは思いますが、かなり高い成長率となっています。
配当成長率が7%あれば、およそ10年経過すると理論的には配当金が2倍になります。
つまり、配当利回りが現時点は3%でも10年後には6%程度になっているということです。
何もせずに長期間保有しておくだけで、配当金大きく増えるのは非常にうれしいですよね。
配当成長率の高い銘柄の見つけ方
これをすれば簡単に見つかるというという方法は残念ながら私は聞いたことがないです。
地道に配当利回りの高い銘柄の過去情報などを基に分析をする必要があります。
過去情報などを調べるのであれば、個人的にはIRバンクさんがおすすめです。
個別銘柄の配当情報などを丁寧にまとめてくれています。
訪れたことが無い方はぜひ、訪れてみてください。
URLはhttps://irbank.net/です。
使い方はこちらでも解説しています。
以下のようなデータが無料で閲覧できます。(引用)
なお、配当成長率の計算方法は次の項で解説しています。
配当成長率の簡単な求め方 計算式
配当成長率=年平均成長率(CAGR)という値は以下の数式で次の数式になっています。
「(N年度の数値 ÷ 初年度の数値) ^ {1 ÷ (N – 1)} – 1」
この数式だけ見るとよくわからないという方が多いと思います。
対策としてxcelやGoogleスプレッドシートで便利な関数が用意されています。
その名もRRI関数です。
使い方は簡単でRRI関数で次の3つの値を渡せばよいだけです。
RRI(経過年数,成長開始時の値,成長後の値)
サンプルとして、10年前に50円の配当が現在100円位になっていた場合の次のようになります。
=RRI(10,50,100)
こちらの数式で気になる銘柄の過去の情報を基に計算すれば成長率を導き出すことができます。
みなさんも自身の気になる銘柄でぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
補足:高配当株の投資判断
配当割引モデルという言葉をご存じでしょうか。
簡単に言うと株式投資による利益を将来支払われる配当を含めて考えるやり方となっています。
高配当かつ配当成長率の高い銘柄は中長期で投資する機会が多いのでこの考え方が当てはまります。
投資する際の一考の価値はあるので、ぜひ参考にしてみてください。
参考情報 高配当株の配当実績 2010年~
上記の配当成長率銘柄を含めた銘柄の配当実績です。
2010年-2022年までの情報です。(2023年度は予想)
なお、私のポートフォリオは以下の記事に掲載しています。
まとめ
高配当株投資をする際に最新の配当利回りのみにこだわる方が多いかとおもいます。
長期で考えれば、配当の成長率も考慮することでより大きく配当金(不労所得)を受け取ることができます。
私の最新の配当金の情報はこちらからをご確認いただけます。
みなさんの投資生活のお役に立てれば幸いです。
今後、Twitterなどに要望をいただければ、高配当株銘柄の成長率をもう少しまとめようかと思います。
また、以下の記事もおすすめですのでぜひ、高配当株に投資されている方見てみてください。