高配当株投資の魅力 配当成長率 解説
この記事では日本株の高配当株投資の魅力の一つについて解説しています。
FIREを目指している方はぜひ、参考にしてみてください。
高配当株投資とは
成長株と比べて配当利回りが高く、保有し続けるだけ、毎年高い年率の配当を受け取ることが可能な銘柄。
安定的な業績を上げている上場企業が多く、大きな株価上昇の見込みは少ないが暴落時にも強い銘柄が多い。
私は数多くの高配当銘柄の中でも以下の考えをメインで投資を行っています。
高配当銘柄の魅力 配当成長率とは
配当成長率とは配当金が増配により成長する割合のことです。
例えば、1株配当100円の株が翌年に10円増配して、110円になった場合は1年での配当成長率は10%となります。
高配当株に投資するには長期でこの配当成長率が延びていることが重要だと私は考えています。
不労不死のおすすめ高配株の配当成長率(一部)
2010年から2022年までの配当実績を基に配当成長率をまとめてみました。
2022年年度末時点 | |||
銘柄 | 5年配当成長率 | 10年配当成長率 | 2010年~2022年配当成長率 |
4452 花王 | 4.28% | 8.74% | 7.47% |
7164 全国保証 | 10.70% | 19.99% | 30.94% |
8053 住友商事 | 12.15% | 9.11% | 12.42% |
8058 三菱商事 | 6.40% | 10.55% | 11.14% |
8098 稲畑産業 | 22.42% | 16.94% | 20.26% |
8306 三菱UFJ FG | 8.06% | 7.97% | 6.73% |
8316 三井住友 FG | 3.13% | 5.76% | 5.87% |
8591 オリックス | 5.34% | 20.74% | 20.60% |
8593 三菱HCキャピタル | 9.24% | 15.72% | 14.53% |
8766 東京海上 HD | 9.77% | 16.58% | 13.35% |
9432 日本電信電話 | 8.92% | 11.14% | 10.89% |
9433 KDDI | 6.79% | 15.34% | 14.43% |
上記をみてもらえれば伝わるとは思いますが、かなり高い成長率となっています。
配当成長率が7%あれば、およそ10年経過すると理論的には配当金が2倍になります。
つまり、配当利回りが現時点は3%でも10年後には6%程度になっているということです。
何もせずに長期間保有しておくだけで、配当金大きく増えるのは非常にうれしいですよね。
配当成長率の簡単な求め方
配当成長率=年平均成長率(CAGR)という値は以下の数式で次の数式になっています。
「(N年度の数値 ÷ 初年度の数値) ^ {1 ÷ (N – 1)} – 1」
これはExcelやGoogleスプレッドシートで便利な関数が用意されています。
その名もRRI関数です。
使い方は簡単でRRI関数で次の3つの値を渡せばよいだけです。
RRI(経過年数,成長開始時の値,成長後の値)
サンプルとして、10年前に50円の配当が現在100円位になっていた場合の次のようになります。
=RRI(10,50,100)
みなさんも自身の気になる銘柄でぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
参考情報 高配当株の配当実績
上記の配当成長率銘柄を含めた銘柄の配当実績です。
2010年-2022年までの情報です。

なお、私のポートフォリオは以下の記事に掲載しています。
まとめ
高配当株投資をする際に最新の配当利回りのみにこだわる方が多いかとおもいます。
長期で考えれば、配当の成長率も考慮することでより大きく配当金(不労所得)を受け取ることができます。
みなさんの投資生活のお役に立てれば幸いです。
今後、Twitterなどに要望をいただければ、高配当株銘柄の成長率をもう少しまとめようかと思います。